ビーツを入手したのでボルシチを作りました。
最近スーパーで見かけるようになった「ビーツ」
皆様ご存知でしょうか
ウクライナ料理でおなじみの「ボルシチ」の材料で有名ですね。
今回はたまたま大きなビーツが手に入ったので、さっそく挑戦です☆彡
ボルシチの材料ビーツについて
ボルシチの作り方をご案内する前に、ビーツについて説明しますね☆彡
ビーツとは
そもそもビーツとは何ぞ?
あまり聞かない食材なので、一応説明。
カブに似た形の植物で、同じく根の部分を食べます。
しかし、カブの仲間ではありません。
お砂糖の原料で聞く「てんさい」「ビート」もこちらの一種。
アカザ科に分類されるので、
属性で別れますが、ホウレンソウの親戚なので葉っぱはそっくりです。
若葉であれば、サラダに入れて食べる事も可能です。
日本への渡来は江戸時代初期と推定されています。
切ると中が濃い赤紫色のものが主流ですが、
最近では中がシマシマになったものも出回り、
サラダの具材としても使用されています。
ビーツの栄養素と効能
この独特の赤い色素はベタシアニンというポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。
ポリフェノールは実は多くの種類が存在していて、このベタシアニンは特に老化物質を除去する抗酸化作用が高い種類として知られています。
このベタシアニンを多く摂るためには、出来るだけ色の濃いビーツを選んでください。
これなんかいい感じ♪
その他の栄養価がかなり高く、最近ではスーパーフードとしても知られています。
リン、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、
鉄、カリウムが豊富で、更にビタミンA/C,ナイアシン、ビオチン、
そして食物繊維も豊富に含まれています。
また、オリゴ糖が多く含まれている為腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の働きを抑制するだけでなく、
老廃物やコレステロールを体外に排泄する働きがあります
ビーツで期待されるうれしい機能
ビーツに含まれる栄養や要素、その効果をざっくりいうと
・老化防止
・美肌
・疲労回復
・整腸作用
こんな感じの効果が期待されています☆彡
ボルシチの作り方
お待たせいたしました♪
それではボルシチの作り方のご案内です☆彡
材料
- ビーツ 1個(小さければ2個)
(逆に大きなものは半分で大丈夫です) - 玉ねぎ1個
- 牛肉300g(カレー用又はスライスで)
- キャベツ3枚位
- じゃがいも 2個
- にんじん1本
- セロリ 1本(無くても大丈夫です)
- 塩 少々
- 胡椒 少々
- ブイヨン1個
- サワークリーム (トッピング用、あるとおいしいです)
用意したビーツ
ビーツはこんな感じで売られています。
綺麗な状態での販売も勿論ありますが・・・
購入したビーツはなんともワイルド(*´ω`)
ボルシチ制作手順
1.ビーツについた泥を洗い落とします。
2.落としたら頭としっぽをカットし、2~4つくらいに切って
水をはった鍋にブイヨンと一緒に投入し、柔らかくなるまで加熱します。
皮を落とすと抗酸化作用を持つ「ベタシアニン」が流れ出てしまうので、
先ずは皮のまま鍋へ放り込み、その後皮をむく手順がおススメです。
3.過熱している間に、セロリをみじん切りに、ニンジンと玉ねぎをスライスし、中火で炒めます。
セロリの葉の部分を焦がさないように気を付けながら、玉ねぎが透けてしんなりしたら火を止めます。
4.各材料のカット
- キャベツは荒い千切りかざく切ぎ位の食べやすい大きさにカットします。
- じゃがいもは4等分位で(煮崩れないよう、メークインがおススメ)
5.ビーツを充分に加熱したら火を止め、お湯から上げて粗熱を取ります。
お肉はカレー用のものなら一口大に切り、表面を焼き、焦げ目を付けたらお鍋へ投入します。
6.先程の炒めた野菜と切った野菜をお鍋に投入します。
熱が取れたビーツの皮をむきます。爪を少しひっかければ簡単に剥けます。
7.ビーツは半量を3~4センチ位の長さで千切りにします。(食べやすければ何でもいいです)
残ったビーツは直接おろしにして鍋に投入します。
8.すべての材料を入れ終えたら再び過熱します。
こんな感じ
9.15~20分位煮たら、塩コショウで味を整えます。
10.器に盛り、サワークリームを乗せたら完成です。
完成~☆彡
ついでにピクルスも作ったので添えちゃいます。
ここで今更注意点なのですが・・・
ビーツ入れすぎ注意です。
実はみずもん、写真に写ってる巨大なビーツのほとんどを鍋に投入しました。
大きさとしては「新高梨」とか「ぶんたん」位の大きさ。
ビーツは砂糖の原料になる、と言われている通り
「甘い」です
と言うことは、大量に入れると”激甘なボルシチ”が出来上がります。
甘いシチューに慣れていないみずもん、ビックリしました。
甘い、甘すぎる。
味は勿論とてもおいしく出来上がりましたが、
あとからくる、じわっとした甘さが衝撃的でなかなか匙が進みませんでした。
分量は色が付く程度でよかったみたいです。
ロシア人が中年になると太るという伝説がありますが、
ボルシチの糖分が原因では??
ビーツが沢山手に入ったら、ピクルスもおススメです。
ピクルス液と一緒に漬け込めば、次の日には真っ赤で立派なピクルスの完成です。
ベタシアニンたっぷりの美容食。
お肉の付け合せに最適です。
という事で、その後の食卓にはこちらのピクルスが大活躍。
残ったピクルス液にもベタシアニンがたっぷり含まれているので、
これは炭酸と一緒にイタダキマシタ。
オマケ
甘すぎてビックリしてしまったボルシチは
次の日ビーフシチューにして、おいしく戴きました。
ビーフシチュー位コクを出してしまえば、砂糖は更にコクを引き立てる材料になるので、甘くてびっくりならこっちがおススメです。
只のビーツ入りビーフシチューですが・・・^^;
ここまで見て頂き、ありがとうございます。
こだわりのビネガーを使用した調理の様子をお届けします☆彡
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